中国伝統医学を用いた美容鍼灸の復活

皆さんもご存じのように、鍼灸は、古代中国で発祥した伝統的医学ですね。

鍼の歴史は古く、石器時代にまで遡り、最初はヘン石と呼ばれる石が使われていました。
その後、竹から金属に材質が変わって行きました。
鍼灸が医学として確立された時期は分かりませんが、紀元前200年の前漢の時代から編纂された黄帝内経に、その医学理論と臨床技術が詳しく掲載されています。

日本で鍼灸と言いますと、おばあちゃんが「やいと」に通っていた、なんていう庶民の医学のようなイメージですね。

しかし、中国での伝統医学は、王様のための医学、つまり宮廷医学として発展してきました。
ですから中国伝統医学は、病気治療以外にも、子孫繁栄や不老長寿の目的にも応用されてきました。
皆さん、不老長寿という言葉でお分かりのように、中国伝統医学には、いつまでも若々しく美しく健康的であり続けるための、医学理論や医療技術が確立されているのです。
残念ながら、当時の代中国では、鍼灸治療は高価な治療であり、一般庶民が受けることのできる治療法ではありませんでしたが…。

しかし、今、東洋医学の有効性が認識される時代になって、再び中国伝統医学を用いた美容鍼灸法が復活しようとしています。