今日は現代医学の立場から、老化の予防についてお話しします。
炎症を予防することが、老化予防につながるのです。
炎症とはいったい何んでしょう?
発熱、発赤、腫れ、痛み、 動脈硬化、痛み、アトピーや喘息、蕁麻疹、花粉症のようなアレルギー、肝炎、腎炎、ニキビや吹き出物など、例を挙げればきりがありませんが、これらは全て炎症です。
炎症は、身体の中の免疫システムが働いて起こります。細菌、ウイルス、ガン細胞など異物を処理する際に、白血球が活性酸素をなどを使って異物や異物の侵入した細胞もろとも破壊するのです。
炎症は身体にとって必要な反応でもあるのですが、免疫処理が終われば、その炎症の火を消さねばなりません。
いつまでも、炎症の火が付いていると、周辺の正常細胞も傷ついて老化が起こります。
この炎症の火消しには栄養素が関係しています。
従って、それらは美容や健康に良い栄養素ということになります。しかし、炎症を起こしているような状況下では、残念ながら美容に良い栄養素も、まずは消炎や修復に利用されますので、健康美容を向上させるまでにはまわらないので、積極的に摂るようにすることが肝心です。
1.良い油を摂る
炎症の原因は様々ですが、炎症を鎮めるには、食事のなかで摂る油選びがポイントになります。
炎症を防ぐのに有効な油は、オメガ3( α-リノレン酸、EPA 、DHA)です。
アマニ油、エゴマ油、シソ油、 青魚、うなぎなどに含まれます。
オメガ3の油は、炎症を和らげ、肥満、動脈硬化を抑えます。中性脂肪や、コレステロールの高い方にもオススメです。
(注意)
かつて、オメガ6の代表格リノール酸は身体に良いとされていましたが、現在では、インスリン抵抗性を高め、肥満をダイレクトに引き起こす油として認識されています。
2.炎症を鎮めるのに働く栄養素を摂る
抗炎症作用を期待するなら、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ナイアシン、亜鉛、マグネシウムなどのビタミンミネラルが必要です。
良質な油と組み合わせて取る事で、栄養素はチームで働き、私たちの身体の炎症を抑え、老化を遅らせてくれます。
できるだけ、食事で摂ることが大切で、サプリメントに頼ることはお薦めできません。