皮膚の老化と糖化 2

前回、糖化を如何に防ぐかが、健康美容のキーポイントになるというお話をしました。

今回は、身体の糖化を防ぎ、若く美しい肌を保つための美容食養生法についてお話しししょう。

健康美容化の大敵、老化 ≒ 糖化 を防ぐポイントは、一にも二にも、血糖値の急上昇を抑えることに尽きます。

 

1.甘いもの止める
疲れて来ると血糖値が下がり、甘いものが食べたくなります。
この時、甘いものを食べてしまいますと、血糖値が急上昇します。
そうするとインシュリンが過剰分泌され、血糖値が正常域に下がった後も、血中に存在するインシュリンによって、さらに低血糖状態なります。

すると、さらに甘いものが欲しくなってしまう悪循環が起こります。

また、脳も、 甘いもの依存するようになって、一種の中毒、依存症状態になってしまうのです。

甘いものをを過剰に摂取する習慣は、からだの中の糖化=老化をどんどん促進する原因となります。

2.適度な運動を心掛けましょう。
食後、胃がこなれてきたら、少しの間(10分程度)ウオーキングしましょう。歩行は、血糖値の急上昇を防ぎます。

3.血糖値の急上昇を防ぐ食生活

 

写真に写した表は、私が食事指導の説明に使用している各食品のGI指数の一覧表です。
GIとは?
GIはグリセミックインデックスと呼ばれています。
ある食品を食べた後に、どれくらいの速度で血糖値を上げるのかを数値化したもので、ブドウ糖を基準値100として示しています。

欧米では、GI値を参考に食べ合わせを工夫しており、糖尿病患者さんの血糖コントロールは、単にカロリーで決めるのではなくGIを指標にする傾向にあります。

糖尿病患者さんだけでなく、抗老化≒抗糖化のためには、高GIのものは避ける。
高GI食品を食べる時は、低GIのものと合わせて食べるという工夫をして下さい。

抗糖化の食事のポイントは以下の通りです。
① 低GI(グリセミックインデックス)食材を取り入れましょう。

② 高GIは低GIと合わせて食べましょう。

③ 高GIの食品はなるべく控えましょう。  
 精製された白いもの(白砂糖・小麦粉・白米など)

4.抗糖化作用の強いものの利用
ハーブ、生薬、食用クロレラ等があります。
私どものノウハウですもありますし、宣伝広告にも繋がりかねませんので、ブログ上での詳しい紹介は控えさせていただきます。

如何でしたか?
私たちが食べるものの糖質・炭水化物の内容が抗糖化に直接影響し、 過剰な糖質の摂取は皮膚の老化を早めます。 毎日の食事から、組み合わせのバランスを工夫して食べていただき、肌やからだの老化を防ぎましょう。

糖尿病や抗老化の研究が進むにつれ、食事の摂取方法も、随分様変わりしてきましたね。