今日は、紫外線による活性酸素の発生とその対策についてお話しましょう。
1.活性酸素が発生する要因
活性酸素が体内で発生する要因は日常生活に潜んでいます。
紫外線を浴びると、皮膚を守ろうと体内の活性酸素が活発化します。
身体は、紫外線を防ぐためにメラニン色素が発生しますが・・・。
しかし、紫外線で活性化された活性酸素によって、表皮の細胞が傷つけられます。
そうすると、細胞内のミトコンドリアも傷つけられるので、ここから大量の活性酸素が発生し、メラニン細胞が破壊されます。
こうなると表皮の底に、メラニンが還元されなくなって残り、シミの原因となってしまいます。
2.コラーゲンと皮膚の弾力
コラーゲンは皮膚の弾力を保つための大切なタンパク質です。
このコラーゲンも紫外線によって上に書いたような仕組みで酸化されると、皮膚の弾力が失われシワのできやすい状態になります。
3.白内障と紫外線
また、近年の研究では白内障の原因に、紫外線によって水晶体内に発生した活性酸素が上げられています。
4.活性酸素から身体を守るには
活性酸素を活発化させないために紫外線から身を守りましょう。
3月になれば、もう紫外線の量は増加します。
日焼け止めクリームや日傘、サングラスなどを使って、防衛しましょう。
次回は、喫煙と活性酸素です。