タバコと肌の老化

今日は、喫煙が及ぼす皮膚の老化についてお話しします。

タバコと肌の老化

 

タバコの煙も、たくさんの活性酸素を発生させます。

1.タバコと皮膚の老化

タバコ吸うと、煙に含まれる様々な化学物質が肺の中に入ります。

肺は、外界の空気が入れ替わり立ち替わり入ってくる場所ですから、腸や皮膚などと共に、異物を除去するための免疫細胞がたくさん待ち構えています。

タバコに含まれる発がん物質の代表であるタールが、肺胞内に入ってきますと、待ち構えていた免疫システムが働いて、タールを排除しようと活性酸素が発生させます。

免疫の働きによって発生した活性酸素は、有害物質だけでなく、肺の正常な細胞も破壊し、肺がんの発症リスクを高めます。

2.タバコは皮膚の血流も低下させ、肌の色を悪くする

肺の免疫システムで処理しきれなかったタールは、肺から血液に吸収されます。

タールが血液によって運ばれた全身の組織でも、同様なメカニズムで、活性酸素による組織の損傷が起こり、身体全体を老化させてしまいます。

また、喫煙は血管収縮作用もありますので、皮膚内の血流も低下し、目の下のクマ、陰を落としたような暗い顔になり、色々な面で、美容の大敵となります。

 

健康美容にとって、タバコはお薦めできません。また、受動喫煙も同様に、身体を老化させますので注意が必要です。