中医美容の診察と第一印象

治療を行う場合、その病気が軽い重いにかかわらず、確実な治療効果を得るためには、正確な診断を行って、患者さんの病状を全面的に理解する必要があります。

これは東西の医学に関わらず、同じことが言えるのではないでしょうか。
中医学が確立された古の時代、現代のような科学分析技術を応用した診断方法はありませんでしたから、治療家と患者さんの五感を利用して診察を行ってきました。

中医学では、視覚による診察を望診(ぼうしん)、聴覚と嗅覚による診察を聞(ぶんしん)、患者への質問による診察を問診(もんしん)、皮膚の感覚による診察を切診(せっしん)いい、「望・聞・問・切」の四つの診察方法を合参して、診断を行っています。

写真は、中国の中医大学の授業で使われている「中医診断学」という教科書ですが、その教科書の第一章に載っているのが望診です。

教科書や書物の最初の項に掲載されている内容は、基本的かつ重要な内容である場合が多いですよね。

中医学の診断で治療家は、初めに望診によって、患者さんの入室時の様子を診て、大まかな健康状態の情報を得ます。
表情、顔色、声、眼の輝き、歩行、動作などから、正気(病気と闘う力)、臓腑の状態、気血の盛衰、病気の軽重、予後の状態など、病状のおよその状態を一瞬にというか、直感的に判断するのです。

これって、実は皆さんも、意識せずにやっていますよね!
人と会ったときの第一印象が、それです。

眼がぱっちり輝いていて、顔色は明るく、表情豊かで肌に張りがあって、朗らかに言葉を発しているなら、「心身共に健康的で、美しく輝いている人だなあ。」って、たいがいのの人は思いますよね。

私だけか?

心と身体(内臓)と、そして皮膚、それら全てが健康的で美しい!
私たち東洋医学を志す者が求める美容は、第一印象でそんな印象を与える健康美です。

 

投稿日時2014年2月8日にアメーバブログに投稿した記事を、当ホームページ「健康、美容鍼灸最前線」に引っ越ししました。

 

 

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